「天陽降魔絵巻(てんようこうまえまき) 」

登場人物・あらすじ・用語集


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トウエイ小話

ツバキ小話

セイカイ王編

ヒサマサ小話

サト小話

退魔組合小話

キョウリク王編

シュカ編

ミダウチ小話

カミナ小話

リュウ小話

テンリョウ王編

完結編


かつてこの国はひとつであった──


大乱から数百年、三つの小国に分かたれたまま平穏を維持してきた天陽ノ国。
ある日、央の島の遺物“天陽降魔絵巻“が何者かによって盗まれた。
空を覆う結界には穴が開き、悪しき化け物“妖魔”が入り込む。


犯人は誰か。
三つの国は、それぞれを疑い始める。


この異常な事態の中で、人々を妖魔から守る力をつけた者がいた。
“退魔師”である。
セイカイ国出身のシンエンは一人前の退魔師になるため、
従者のカンパチと共にセイカイ・キョウリク・テンリョウの三国を旅している。


様々な人と出会ったシンエンは、やがて三国の和を結ぶ存在となっていく。
しかし、妖魔の出現をきっかけとした争いの火種は、確実に大きくなっていた……。

(シンエン編あらすじ)


・退魔師(たいまし)

 練り上げた霊力を武器や道具に宿し、妖魔と戦う者。

・天陽降魔絵巻(てんようこうまえまき)

 古の時代、とある高名な絵師が霊力を用いて妖魔や災いを封じた絵巻物。


・妖魔(ようま)

 結界の穴から入り込んだ化け物。

実体は無く、影のような見た目をしている。

夜の間だけ姿を現し活動するが、生物に取り憑けば昼の間でも意のままに動くことができる。
好物は人間の邪念。

・結界(けっかい)

 天陽ノ国を覆う目に見えない壁。

妖魔から人々を守るために施されていたが、天陽降魔絵巻が盗まれたことで穴が開き始めた。

・天陽ノ国(あめひのくに)

 セイカイ島、キョウリク島、テンリョウ島、央の島、それらに付随する島々からなる国。

行政は先の大乱で三つに分かたれた。南半球に位置する。


・セイカイ国(セイカイこく)

 南西の小国。武士のような文化が特徴的である。天陽語表記は「星海国」。

元首はセイカイ王・サダユキ。


・キョウリク国(キョウリクこく)

 北の小国。町人のような文化が特徴的である。天陽語表記は「境陸国」。

元首はキョウリク王・ソウジュ。

・テンリョウ国(テンリョウこく)

 南東の小国。貴族のような文化が特徴的である。天陽語表記は「展嶺国」。

元首はテンリョウ王・タカミネ。


・央の島(おうのしま)

 どの小国にも属していない中央の島。

倉には数多くの古代の宝物が収められている。
天陽降魔絵巻もここに収蔵されていた。